みなさんはゴルフ練習場で何球くらい打っているでしょうか。

打ち放題で90分しかないけど、今日は300球打ったなどと話されているのを耳にすることがあります。

プロは1日1000球打ってるからと、球数ばかり気にして打ちすぎてはいないでしょうか。


1.打ちすぎによるデメリット

球を打つことは快感で、何球かに1回出るプロ並みのショットを打つためにやっている、私もその一人です。

だから練習場ではたくさん打ちたいです。

ミスショットは嫌だから、ナイスショットが出るまで打ちたいです。

時間無制限の打ち放題があるゴルフ練習場であればいいのですが、中には時間制限のあるゴルフ練習場もあるので、休憩がもったいないとか、1球1球ルーティンを取って打つなんて時間がもったいないとか、理由はいろいろあるかもしれませんが、ドリルとして球数をたくさん打つ練習をする時は別として、ただ時間がもったいないという理由で球を打っている練習は、あまり練習としての効果はありません。

上達を望まれるのであれば、1回300球の練習よりも、100球3回の練習の方が確実に効果があります。

1回300球の練習は、半分以上がただ打っているだけの球になっているはずです。

でも100球の時は、100球しか打てないということで、1球1球時間をかけて大事に打とうとします。

練習場で球数を減らすことが、結果的に上達への近道となると言えるかもしれません。


2.練習場とゴルフ場の違い

ゴルフ場ではOBの時やチョロなどミスショットした時は別ですが、3~5分に1球しか打ちません

ゴルフのルールがもし、5球打って一番いい球が選択できるというルールであれば、打ち過ぎるぐらいの練習でもいいかもしれません。

ですが、ゴルフのルールでは打てるのはたった1球です。

練習場で連続して打っていると、疲れてきて休憩すると思います。

私は、練習場でその3分程度の休憩を取った後の始めの1球が、ゴルフのラウンドでのショットに一番近いのではないかと思っています。

休憩後の始めの1球は、連続して打っている時よりも、集中して大事に打とうとするからです。

ゴルフのラウンドで自分の打つ順番が来て、さぁ打つぞという時の精神状態に一番近いと思います。

ですので、休憩後の始めの1球でナイスショットが出れば調子がいいと言えます。

何球も連続して打っている中でミスが出て、それを気にしてミスが無くなるまで打ち続けるという練習は、あまり意味がないように思います。

球数を打つだけが練習ではありません。

練習中の休憩や、ちょっと疲れてきたなという時のストレッチ、ミスした時にミスが無くなるまで打つのではなく、何でミスが出たかを考えることも練習です。

打ちすぎて球数をかせぐよりも、本番に近い状態を想定して練習をされてみてはいかがでしょうか。