ゴルフにおいて背筋はとても大事な要素になると言えます。

背筋を伸ばす打ち方と丸めて猫背で打つ打ち方があり、それぞれ特徴があります。

自分のスタイルでの選択になりますが、上達にはどちらかを身に付ける事が肝要です。


1.猫背はだめではないと言う事

一昔前では型重視の技術論によって、猫背のアドレスはダメと言われていましたが、現代では人の身体特性に応じて、背筋を伸ばす派と背中を丸める派の2タイプが存在するものと考えられています。

上半身アドレス姿勢の2つの分類は、どの筋肉を積極的に活用したほうが良いタイプなのかによって、違いが生じることになります。

スイング技術論の目的としては、体幹を安定させることやスムーズにスイングが出来ることの2つで、目的を達成するために、人によって心がけておかなければいけないポイントが異なります。


2.背筋を伸ばす派について

アドレス時の上半身の使い方においては、背筋を安定させる力を適度に加えた状態のことによって、目的が達成できるタイプと腹筋を安定させることでこれらを実現できるタイプが存在しているのです。

背筋を伸ばす派は、背筋を安定させることで、目的が達成できるタイプです。

筋肉は、縮む方向に力を発揮できるもので、伸ばす方向には力は発揮できません。

アドレス時に背筋を安定させるためには、背筋に多少力を加えた状態を作っておくことが必要となります。

背筋を縮ませるための姿勢が必要なので、姿勢となるのが背筋を伸ばした姿勢ということです。

背筋を伸ばすというのは、筋肉作用的には背筋を縮めることを意味していると言えます。


3.背中を丸める派の特徴

背中を丸める派は、腹筋を積極的に活用することでスイングが安定するタイプとなります。

筋肉に力を加えるということは、筋肉を縮めるということで、腹筋に力が加わったアドレスを得るためには、腹筋を縮める姿勢が必要となるわけです。

背筋を伸ばして、胸を張った姿勢では、腹筋は伸ばされるだけで力を加えることは出来ないものなので、腹筋に力を入れるときは誰しもがお腹を引っ込める姿勢を取る事になり、そうすれば自然と、背中は丸まる形となるものです。

どちらのタイプなのか分からない人も多いと思うので、実際に練習場で試してみれば判別出来ると言えます。

まずは背筋をどのように使って打っているのか試してみると良いと言えます。