体打ちができていれば疲れてくるのは足や背中ですが、手打ちの人によく見られるのが、グリップを握りすぎて握力がなくなることで、手が真っ先に疲れてしまうことです。

ではどうやって握りすぎに気をつけたらいいのでしょうか。


1.グリップの最適な握り方とは

私は体打ちのタイプなのですが、練習でいつもおよそ400球~500球程度打っていますが、これまでに一度も握力がなくなるといった経験はありません。

それよりも背筋や足の内側が疲れてきます。

握力を使っているということは、指先にまで力が入っているということです。

指はゴルフクラブのグリップに引っ掛けるだけが正しい握り方です。

引っ掛けるだけではゴルフクラブが抜けそうだと思われる方は、指で引っ掛けたあと次のことを行って下さい。

それは、手首から肘までの腕の部分を雑巾を絞るときの要領で内側に絞っていきます。

練習中に握力がなくなる程の力で握ると、肩まで力が入ります。

肩に力が入るとダフります。

しかし、腕を内側に絞ることで、肩に力が入ることなくしっかり握れます。

ゆるゆるに握った方がいいとプロの解説や本、雑誌などで言われていますが、どうしてもしっかり握りたい人には、是非これをお薦めします。


2.握力を使わないようにするために気をつけること

その他にグリップで気をつけることは、ゴルフグローブを滑りにくいもの、サイズの合ったものにすること、そしてゴルフクラブのグリップに気を配ることです。

ゴルフグローブはやはり羊革などの革製のものが滑りにくく、ゴルフクラブのグリップにしっかりフィットします。

軽く握っていても滑りません。

安心してゴルフクラブが振れます。

安心して振れるということは、肩に力が入りません。

また、手のサイズに合っていないグローブは、スイング中にグローブの中で滑ります。

グローブは使っていると少し伸びるので、買う時に少しきつ目のものを選ぶといいです。

ゴルフグローブ選びは、ゴルフの上達に一役買います。

疎かにしてはいけません。

ゴルフクラブのグリップは、固くなってきたり、表面がテカテカしてきたら替え時です。

グローブとグリップに気を配ることで、握力を使わないスイング、つまり肩に力が入らないスイングができます。

ダフリのミスが多い方は、特に注意されてみてはいかがでしょうか。

羊革は高いしな・・、グリップ滑るけどもう少し使えるかな・・、などとお金を惜しんでは上達しません。

みなさん1打のベストスコア更新のために、日々練習されていると思います。

もしグリップが滑ることで力が入り、握力がなくなる程強く握ってしまっているとしたら、その練習は無駄になります。

握り過ぎのゴルフから卒業しましょう。