初心者の方のなかにはゴルフでパターが重要なことはよく分かっているのに、何度練習しても真っ直ぐ打てず右に出るという方が多いかと思います。

一方、右に出ることを嫌ってわざと左の方を意識していると、今度は左に引っかけて外してしまうということがありがちです。

安定したパッティングをするためには正しい知識と繰り返しの練習が必要です。


1.初心者に多い右に出るパッティング

ゴルフ初心者の方はショットでもパターでもボールが右に出ることが多いです。

ある研究では、人間の空間認知能力が関係しているとしています。

例えば、白紙に20cmの横線を引き、その真ん中だと思うところに縦線でチェックをつけます。

左側何cm、右側何cmという具合に定規で測り、どちらも10cmになれば非常に優れた空間認知能力といえるでしょう。

これが健常な方でもわずかに左に寄るという傾向があり、これを疑似的な無視といいます。

このような徴候がある方は、例えば狭い隙間を通る際に、身体の左側よりも右側をぶつけてしまうようです。

線分が左に寄るということは右の方が広いと感じているため、実際の運動は右寄りになると考えられるようです。

つまり、パッティングにおいても、ライン通りに真っ直ぐ打てたとしても、つい右に寄ってしまう傾向があるということです。

上級者になると、何度もパッティングの経験があることから無意識にこれが修正され、真っ直ぐ打てたパッティングはやはり真っ直ぐ転がるということが考えられます。

パッティングの練習を繰り返すことで、脳に実際に起こる現象を学習させることが上達のポイントだといえます。


2.パターを練習すれば一気にゴルフが上達する

パターを練習すると、真っ直ぐ打てるように上達するだけでなく、他にもメリットがあることが考えられます。

そもそも、ゴルフは如何にスコアを小さくしてホールアウトをするかという競技です。

練習場でボールを打つことを繰り返しているうちに、如何に気持ちよくショットが打てるかというところにばかり気がいってしまいます。

ついつい飛距離を気にして、打ち出し角度、打ち出し方向、ランの距離や方向などの詳細なデータを見逃しがちです。

特にランの距離と方向は落下地点がグリーンやライの良いフェアウェイであったとしても、ラフやライの悪いところまで転がる可能性があることから、しっかり把握しておきたいデータとなります。

スコアメイクを意識してパター練習に励んでいると、こうした細かいデータも気になるようになり、グリーンの傾斜などもしっかり把握しておく習慣が身につきます。

また、パッティングは距離感が重要なことからゆっくりとしたストロークであったり、振り幅のコントロールであったり、ショットにも応用が利く感覚が養えます。

パターで1m、3m、5mと打ち分けられても、7番アイアンで50ヤード、100ヤード、150ヤードと打ち分けることができないのは、こうした感覚が欠如しているからと言わざるを得ません。

ゴルフ初心者の方はパッティングが右に出ることが多いですが、これも上述したように練習の量によりカバーすることができます。

まずはショット練習を繰り返すよりもパッティング練習を繰り返して、ゴルフに必要な距離感であったりスコアを小さくする工夫であったりを学ぶことで上達することが期待できます。