ゴルフのラウンドが終了してスコアカードを確認すると、どのクラブを一番多く使っているかは一目瞭然です。ドライバーは18ホール中で14回くらいの頻度でしょうか(OBをしていると増えますが)。
対してパターは35回近く使用しているのではないでしょうか。ゴルフのプレーの中で一番使用するクラブはパターであり、打数の40%を占めるのがパットになります。
一番距離感を把握しておかなければならないのが、実はこのパットなのです。
今回は、パットの距離感の掴み方の練習メニューについてお伝えしていきます。
1.実は一番練習が必要
ゴルフのショットの40%を占めているのがパットなのであれば、当然一番練習すべきです。打ちっぱなしの練習場にもパット練習専用のグリーンがあります。
どんなショットであっても練習しなければ上達はしません。スコアアップを目指しているみなさんはぜひ練習メニューにパットを組み込んでください。
以前お伝えしたように、継続は力なりですから、「毎日」の練習がものを言います。パットの練習は自宅でも簡単にできます。パターマットはゴルフ上達の必需品と言えます。
まず自覚しなければならないのは、パットはセンスの問題ではなく、練習で大きく変わるということです。
ラウンド前のウォーミングアップ程度ではパットの精度は上がりません。
2.リズム
ゴルフはリズムを要求します。リズムを崩すとプロでも途端にショットが乱れたり、パットが入らなくなったりします。
パターマットを使っての練習メニューとしては、リズムよく真っすぐ打ち出すことをひたすら反復しましょう。本番をイメージしてください。ラインを決める。呼吸を整える。バックスイングのスピード、フォロースイングまでのスピード。そのすべてを同じテンポでパットできるように練習するのです。
パットにもリズムが大切であることをぜひ覚えておいてください。
3.歩幅で距離感を掴む
ゴルフの練習場のグリーンでパットの距離感を掴みます。10球あれば、10球同じテンポで、同じ振り幅で打ちます。これがバラバラの距離感になるようだと正確な距離感を身につけるのが難しくなります。
10球同じような距離になれば、そこを歩幅で測ります。これを基準にして距離を計算していきます。
この幅のバックスイングであれば、これだけ転がる。これが確立している方は相当自信をもってパットに臨めます。
ゴルフ場の本番のパットでは、グリーンの固さ、傾斜、芝の目など様々な要素を計算していかなければなりませんが、これだけ振ればこれだけ転がると把握していれば、計算は非常にしやすくなります。少なくともスリーパットはなくなるでしょう。