ご自分のアイアンのフェースの角度(ロフト角)が何度なのか、把握しているでしょうか。

番手ごとのフェースの角度を知れば、あなたのゴルフがさらに上達し、クラブ選びも楽しくなるはずです。


1.アイアンのフェースの角度を知ろう

番手ごとのフェースの角度はゴルフメーカによって、さらには品種によって変わってきます。

同じ7番アイアンでも、あるクラブでは30度、あるクラブでは35度です。

1番手分のフェースの角度の差はだいたい4度刻みなので、実に1番手以上の差があります。

うち比べれば当然10ヤード以上の差ができるわけです。

それを知らずクラブを変えると、飛距離が伸びたことを上達していると勘違いしてしまいます。

さらには、仲間内で何番で打ったかと聞くなど無意味なのです。

もし聞くのであれば、何度で打ったかと聞くべきでしょう。

7番で30度のようなクラブを、ストロングロフトのクラブという言い方をします。

近年発売されているクラブで、易しいクラブと言われるクラブは、ほとんどがストロングロフトです。

ちなみにノーマルロフトでは、9番の飛距離の倍がドライバーの飛距離の目安でしたが、ストロングロフトになると、PWの倍がドライバーの飛距離の目安となります。


2.アイアンに合わせたユーティリティやウッドの選び方

アイアンを5番までとしている方は、その上の番手はユーティリティかウッドにしていると思います。

その選んだユーティリティやウッドは、番手としてフェースの角度が適正でしょうか。

昔は角度がほぼ統一されていたので、4番アイアンに相当するのが9番ウッドや4番ユーティリティとされていました。

しかし、最近は番手もフェースの角度もバラバラです。
フェースの角度を知って、クラブを選ぶ必要があります。

例えば5番アイアンが28度であれば、番手間は4度刻みが基本なので、24度のウッドやユーティリティを選ぶということになります。

最近はフェースの角度が変えられるユーティリティやウッドが主流になってきましたので、23度を買って24度にしたりと調整も可能です。

但し、これはフェースの角度だけをみた目安になります。

厳密に言うと、シャフトがカーボンであったり、シャフトの長さが長かったり、シャフトの重量が軽ければ飛距離は延びますので、25度や26度にしてもいいかもしれません。

細かい調整はゴルフショップで試打をされて、5番アイアンとの飛距離差をいくらにしたいかなどで、最適なクラブを選択して下さい。