みなさん一度は、ゴルフ用品店での試打やゴルフ練習場での計測器などで測ってもらったことがあるのではないでしょうか?

ヘッドスピードの平均値は、男性は40m/s前後・女性は35m/sだそうです。私もちょうど35m/sでした。

ちなみにプロになると男子プロは50m/s、女子プロは40m/sだそうです。

ヘッドスピードを上げるとインパクトが強くなるので、飛距離が伸びます。インパクトの音もキレの良い音がします。かっこいいですね。

ゴルフのヘッドスピードを上げるにはどのような練習メニューにすれば良いのでしょうか?

今回は「ゴルフのヘッドスピードを上げる練習メニュー」を提案していきます。


1.ヘッドスピードは腕の振りの強さや速さで生まれるわけではない

「ゴルフのヘッドスピードはクラブを振り落とす速度なんだから、力強く素早く振れば良いのでは?」と一生懸命振ったところで、ヘッドスピードは上がりません。

ヘッドスピードを上げるには、腕の力だけではなく、下半身の筋力と背筋・腹筋の力すなわち体幹の強さが決め手になります。

それには、筋力トレーニングなどで全体の筋肉量を上げる必要があります。

ヘッドスピードを上げるのに、息を止めてフン!と力一杯振ったり、振り方を工夫して腕の動かし方を変えればヘッドスピードは上がるかといえば、全くそうではありません。

地道な筋力トレーニングがヘッドスピードを上げるのです。

筋力トレーニングは単調だ!と感じる方も多いかとは思いますが、ゴルフを得るために必要な筋力が付けると、ヘッドスピードはすぐに変わりますし、ゴルフも上達します。


2.ヘッドスピードを上げる家での練習メニュー

毎日簡単に続けられる筋力トレーニングをご紹介します。

私の場合は、テレビを観ながら1キロまたは2キロの小さなダンベルを両手に持って筋力トレーニングを行いました。

足は肩幅程度に広げてまっすぐ前を見て立ちます。

右腕から真横にまっすぐ肩に水平になる高さまでゆっくり上げて、肩と水平の高さに上がったらその位置で5秒静止・ゆっくり下げる運動を、腕を変えて10回ずつ2セット行いました。

上げ下げには、呼吸も合わせてゆっくりと。息は止めないようにしましょう。


3.練習場での練習方法

ヘッドスピードを上げる練習でよく知られているものに、重いものと軽いものを交互に素振りをする、というものがあります。

重い素振り用バットはゴルフ用品店の練習器具コーナーに取り扱いがあるので、チェックしてみてください。

打ちっ放し練習場では、重い素振り用バットとアイアンを交互に換えて、素振りの練習をしましょう。

7番や8番クラブのヘッド側を持ちます。

遠心力が働かないので、振ると手応えのない軽さと振りにくさを感じると思います。

いつもより力をしっかり入れて、素振りを10回行います。

次に重いバットをやはりしっかり力を入れて10回素振りします。

重たいものに体を振り回され過ぎてよろけないようにするために、自然と下半身とお腹にしっかりと力が入ります。

このような素振りを普段の練習メニューに取り入れることで体幹も鍛えらますし、ボディターンがきちんとできればヘッドスピードを上げることができます。

ゴルフのヘッドスピードを上げると、強くしっかりしたボールを打てるようになるので、毎日しっかり、この練習メニューを実践してみてください。