プロゴルファーとアマチュアゴルファーの一番の差は、バンカーショットではないでしょうか。

プロはアプローチのように寄せますが、私の周りで片手シングルの方でも、バンカーショットを1m以内に毎回寄せられる方はいません。


1.バンカーショットのポイント

プロゴルファーのレベルまでとは行きませんが、バンカーショットについて上達の方法をお話ししたいと思います。

バンカーショットとアプローチの違いは、ダフらせることです。

よく考えてみてください。

ダフらせることって、嫌でもよくやってしまいませんか。

ダフる時は、どんな時でしょうか。

一番多いのは、力んでいる時です。

それがバンカーショットのこつです。

力めばバンカーショットは、簡単に出来るのです。


2.バンカーショットの打ち方

打ち方はこうです。

まず、飛球線に平行にボールの前に立ち、ボールを体の真ん中にして、広めのスタンス幅でスッと軽く腰を落として立ちます。

目安はドライバーのスタンス幅です。

ボールを中心に、飛球線後方側に30度程度回りこむようにして、スタンスを移動します。

これにより、クラブが開きます。

クラブを開く理由は、次の通りです。

・バンス(クラブの底の膨らんだ箇所)が使える

・ロフト角が増えるので、球が上がりやすくなる

・フラットなスイングをイメージしやすくカットに振りやすい

・カットに振れるのでスピンが効きやすい

これでアドレスは完成です。

では、いつもは力んで痛い目に遭っていますが、ここぞとばかり、めいいっぱい力んでください。

そして、いつもよりリズムを早めに、肩をあまり回さず、思い切ってボール手前の砂にヘッドをぶつけて振りぬいてください。

振りぬいた後は、ボールの行方を気にしてヘッドアップしないように気をつけてください。

ご存知の通り、ヘッドアップするとトップします。

せっかくダフるようにスイングを作っているのに台無しになってしまいます。

バンカーはハザードなので、いつもと違うことをしないと脱出出来ません。

ボールが脱出できたかどうか行方が気になるのはすごく分かりますが、ご自身は決めたことをやるだけでいいのです。

結果は後から付いてきます。

決めたこと以外、つまりヘッドアップなど余計なことは一切やらないでください。

もう1点スイング中の注意点として、下半身は出来るだけ使わないでください。

スタンスを広げて腰を落としているのは、下半身を使えないようにするためです。

力んでダフって、バンカー脱出。

いつものミスを逆に利用した方法です。

ゴルフの上達のためには、転んでもただでは起きません。