ゴルフでは同じようなスイングが繰り返しできるかどうかが大事になってきます。同じスイングをするためには、同じことを再現しなければなりません。

その中で意識していかなければならないのがアドレス(構え方)です。

一度、変な癖がついたアドレスで固まってしまうと修正するのに時間がかかります。初心者はまずは正しいアドレスを意識して練習してください。

今回はゴルフの正しいアドレスについてお伝えしていきます。


1.足の構え

ゴルフの正しいアドレスは目標とボールとのラインに対して、両肩のライン、両足のラインがスクエアになることです。

練習場ではシートがあって一定なので調整も簡単ですが、本番は風景も違い、足場も違います。スクエアになっているつもりでも実は右肩が出ていたということもよくあります。

練習メニューではまず両足を閉じてスクエアになった状態から両足を開きましょう。

ゴルフの初心者はハの字に足を開いた方が回転はしやすいです。慣れてきたら目標とボールのラインと直角になるように開きます。


2.上体を前傾させる

両ひざをやや曲げた状態で、上体を約30度前傾させます。背中を曲げるのではなく、腰から上全体をそのまま前傾させるのです。胸は張ります。あごはひきます。

最初はこの態勢をキープするのがとても大変ですが、練習で常に意識をしていけば慣れていきます。

自分ではできているのかどうか、なかなかわかりにくいので、他人に見てもらうことや動画に撮って確認することが効果的です。

正しいアドレスに近づけることがゴルフのスコアアップに確実につながります。多少窮屈に感じても正しいアドレスを身につけるために練習メニューに組み込んでください。


3.両手はだらり

両手は力を抜き、だらりと垂れている感じです。ここまで何度も触れてきましたが、ゴルフでは手打ちはNGです。腕の力を極力抜いてアドレスします。

そうするとクラブの長さによってボールとの距離も変わってきます。ショートアイアンであればほとんど顎の下にボールがある感じになりますし、ロングアイアンでは逆に遠ざかります。

力を抜いても両脇を締めることを忘れないようにしましょう。

あとは下半身主導で回転し、腕を巻き付けるようにスイングします。

ゴルフの場合、アドレスの時のボールの位置はそのときそのときです。ボールを上げたいとき、転がしたいとき、ドローを打ちたいとき、状況によって変わってきますが、一般には左足寄りが体の回転と同時にボールを捉えやすいです。

ゴルフにとって正しいアドレスとグリップは、ナイスショットを生み出す大切な要素ですので、我流にならないよう意識して練習してください。