ゴルフにはウエイトトレーニングのようなハードな筋力強化よりも、自重やゴムチューブなどを使った低負荷の筋力強化、さらには柔軟性を求めるストレッチの方が重要だと考えられます。
流行りのゴムチューブを使ったトレーニング方法、ゴルフの練習方法を紹介します。
1.万能エクササイズツールであるゴムチューブの特徴
もともとリハビリやトレーニングの分野ではゴムチューブはよく使われているエクササイズツールです。
近年、ゴルファーもトレーニングが必要だという考えから、バランス系やスイング系のさまざまツールが開発されてきています。
そんななか、以前から使われていたゴムチューブがとても万能であることから、脚光が浴びせられるようになってきたのです。
言うまでもなく、ゴムチューブは引っ張ると縮むという特性を活かしたエクササイズツールです。
例えば立位姿勢でゴムチューブの先端を踏んでおいて、反対側の先端を手に持って肘を曲げてきます。
これだけで上腕二頭筋を鍛えることができます。
さらにゴムチューブを長めに持てば負荷は弱くなり、短めに持てば負荷が強くなります。
引っ張る時の収縮様式を求心性収縮、戻すときの収縮様式を遠心性収縮、途中で止めれば等尺性収縮となり、様々な筋肉の使い方で鍛えることができます。
ウエイトとの違いは、天井や壁にぶら下げたゴムチューブを引っ張る時にも同様の収縮様式で鍛えることができることです。
重力を利用したウエイトの場合は、滑車とワイヤーを準備しなければなりませんし、負荷も簡単には変えることができません。
そして、なんといっても安価で広いスペースも必要ありません。
ジムに通う必要もなく、自宅で様々なトレーニングが可能です。
さらに、ゴルフスイングの練習にも応用ができます。
2.ゴムチューブを使ったトレーニング方法やゴルフの練習方法を紹介
実際に筋力強化としてゴムチューブを使う場合は、先程紹介した上腕二頭筋のエクササイズの応用です。
ゴルフの飛距離アップに重要な太ももの筋肉である大腿四頭筋とハムストリングスを鍛える場合、腰幅に足を広げ両足でゴムチューブを踏みます。
次に膝を曲げてゴムチューブの中央を両手で持ち、膝を伸ばすことで鍛えることができます。
さらに、飛距離を伸ばしたい方は広背筋を鍛えましょう。
柱にゴムチューブを引っ掛けて、両端を持ちます。
肘をなるべく伸ばした状態でお尻よりもさらに後方までゴムチューブを引っ張ります。
ゴルフスイングへの応用は、クラブまたは短めの棒を用意します。
少し高めの位置に引っ掛けたゴムチューブの端をクラブのグリップに結びます。
引っ掛けた位置がスイングプレーン上にくるように調整してアドレスします。
テイクバックからダウスイングの練習の場合はゴムチューブが右側に、フォロースルーからフィニッシュの練習の場合は左側にゴムチューブがくるようにします。
このようにしてゴムチューブがあれば、ご自宅でも簡単にゴルフの上達が目指せます。
是非お試しください。