ゴルフのラウンド前日はどのような練習をすれば良いのでしょう。

初心者のうちはつい念入りに練習してしまいがちですが、オーバートレーニングで疲れてしまい、当日実力が発揮できないという事態は避けたいものです。

そういったことを見越して敢えて練習をしない派の方もいらっしゃることでしょう。

プロゴルファーによっては、ラウンド前日の練習はしない方が良い、と言い切っている方もいらっしゃいます。

通常、ゴルフは早朝に移動してラウンドするので、前日の練習が遅い時間になって睡眠不足になるよりは、翌朝に備えて睡眠をとるべき・練習場と同じ良いコンディションではラウンドできないから、との理由があるようです。

それでも、なかなか練習できずにラウンド前日を迎えてしまう、というのも不安ですよね。

そういった時にも対応できる、ラウンド前日にやっておいた方が良い練習メニューを考えて備えておくと安心ですね。

今回は「ゴルフのラウンド前日に試したい練習メニュー」をご紹介しましょう。


1.第一にお勧めしたい練習は、素振りやストレッチ

打ちっぱなし練習場に行かなくても、前日仕事で帰りが遅くなってもできる練習なので、ラウンド前日の練習メニューにお勧めです。

素振り用のクラブやショートアイアンなどをゆっくりと休み休み10回ずつ振っておく・またはスイングの確認程度に数回振る程度で良いでしょう。

回数をやり過ぎてしまうと疲れが残ってしまうので、やりすぎは禁物です。

体が温かくなる程度でやめましょう。

素振り後は腕や肩のストレッチ・足は足首回しや軽いスクワットなどをして、適度に体の筋肉をほぐして終わります。

ストレッチもやり過ぎてしまうと、筋肉がかえってリラックスして伸びすぎてしまうと言われています。仕事の疲れを癒す程度がオススメです。


2.ラウンド前日のストレッチは肩・体幹・股関節を伸ばそう

ラウンド前日にストレッチを行うだけでも、十分な練習になります。

この場合のストレッチは、体が持つ能力を最大に引き出すためのものです。

ラウンド前日だけと言わず、日々の練習メニューに取り入れることをお勧めします。

時間としては10分とか15分程度で終わるくらいがちょうど良いです。

肩回しだけでなく、肩甲骨をしっかり開く動きをします。

肩幅の広さで両腕を上に上げ、少しずつ下ろし、両腕が肩と同じくらいの高さまで降りてきたら、そこで腕を止めて、胸を前に突き出し、背中の左右の肩甲骨を背中の真ん中に近づけるようにします。これを数回繰り返します。

体幹ストレッチは、少し広めに両足を広げて立ち、手のひら・手首・ひじを全てくっつける合掌ポーズをとって、背筋を伸ばしたまま90度のお辞儀のように前傾します。左右にお腹をゆっくり捻ります。

股関節は、両足をしっかり広げたスクワットを数回繰り返すことでほぐれます。

以上のようなストレッチをラウンド前日にやっておくと、ベストコンディションでラウンドできることでしょう。


3.練習場ではピッチングウェッジでのコンパクトスイング

もし練習場に行く余裕があれば、自信のないクラブの練習をするのも良いのですが、一番オススメしたいのは、ショートアイアンでコンパクトスイングの練習をすることです。

目標を30ヤードや50ヤードと決めて、ひたすらその距離を狙って打つと、体の使い方や距離感を体が覚えます。

グリーン周りもそうですが、短い距離を覚えておくと、どう打てば良いか・どのクラブを使うべきかの判断が早くなります。


4.もっともオススメしたいのはイメトレ

そして一番オススメしたいのは、やっぱりイメトレです。

ゴルフ場のサイトには、コースの紹介をしていることが多いので、イメージしながらラウンドするゴルフ場を見ておくことをお勧めします。

クラブそれぞれの飛距離を念頭に置きながらのイメージトレーニングも、練習メニューに加えておくことをお勧めします。