ゴルフ歴に関わらず、上達に悩んでいる方はたくさんいらっしゃいます。

方向性や飛距離・スコアの伸び悩み等、ゴルファーの悩みは尽きません。

ゴルフは年齢も性別も関係なく始められ、誰にでも伸びしろがあるスポーツです。

「良いショットを打つためにゴルフ練習場で意識すべきこと」を押さえて練習すれば、誰でもいつでも上達することが可能です。


1.意識することでショットが変わる

私はゴルフ経験が全く無く、ゴルフレッスンはクラブの持ち方から始めました。

数ヶ月してボールは打てるようにはなったものの、球筋がバラバラでダフったりトップしたりと安定しなかったので、週末は200球ほど打ち続ける練習もしました。

それでもショットは安定せず、どうすれば毎回同じように真っ直ぐ遠くに打てるのか全くわかりませんでした。

しかし練習中の意識の持ち方を変えてから、少しずつですが上達し、頑張ってもドライバーで120ヤード程度しか飛ばせなかったのですが、今は200ヤード前後で真っ直ぐショットできるようになりました。

ちなみに私は40代女性・158センチの中肉中背と普通体型なので、意識の持ち方を変えただけでショットが変わることをお分かりいただけると思います。

それでは、私がショットを変えるために実践した「良いショットを打つためにゴルフ練習場で意識すべきこと」をご紹介していきます。


2.イメージトレーニングの前に正しいグリップと正しいスタンスを意識する

一流選手ほどイメージトレーニングを繰り返すのは有名な話ですし、驚くべき身体能力を持つ某タレントも「スポーツは基本的に頭で思ったことができれば成功する」とテレビや雑誌で話しています。

ゴルフを始めたばかりの頃、私はこの言葉を誤解して実践しており、女子プロゴルファーのスイングをテレビで見て覚え、クラブを振り回したりしていました。

お恥ずかしい話ですが、上手なショットを想像しながら真似していれば上手になるはずと考えていたのです。

ある日シュミレーターのある練習場で撮影していただく機会がありました。

当然ですが、自己イメージとは全くかけ離れていた現実を見て、恥ずかしい上にガッカリしました。

その後、私は基本中の基本にかえり、グリップ・スタンス・前傾姿勢を練習場の打席に着くたびに確認し、ボールを連続して打つようなことはせず、一打一打をティグラウンドに立って打つイメージで取り組むようにしました。

こうすると、良いショットが出たときのスタンスやスイングがどのような状態だったかが明確になりますし、ダフりやスライスが出たときも、なぜそのようなボールになってしまったかを都度考えて工夫するようになります。

喜びも悔しさも倍増するので、記憶に残りやすくなります。

また、ティグラウンドを毎回意識することは、私にとってのイメージトレーニングにもなっています。


3.インパクトの音を意識して聴こう

ゴルフ練習場の打席に着いたら、まずは周囲をよく観察してみましょう。フォーム・スイング・インパクト音・球筋や飛距離。

これら全てが上手な人と、フォームやスイングは一見良くてもインパクト音や球筋や飛距離にばらつきのある人とがいらっしゃるのではないでしょうか。

上手な人を観察する際は、インパクト音にも注意を払って観察してみてください。この音が良くなければ、ダフっていたりトップを叩いているということです。

「練習場では上手くいくのに、ラウンドすると全然ダメ」な人の多くは、ゴルフ練習場の人工芝やゴムマットと、ゴルフ場の芝の上には大きな違いがあることをあまり意識していないように見受けます。

地面が真っ直ぐに整った人工芝やマットの上から打ったボールの打音が悪くても、滑りが良いのでボールは飛びますが、ゴルフ場は傾斜や固さなど状況がそれぞれ違うので、クラブフェースがボールときちんとミートしていなければボールは飛んでいきません。

よく人工芝から直打ちして実践に備えている方も多いのですが、すくい打ちや変な癖の原因になり得るので、まずは必ずクラブに合った高さでティアップをしてから打ちましょう。

特に打音に集中する事をお勧めします。
インパクトが安定して整ってくれば、音も毎回ほぼ同じ音が出るようになります。

また初心者のうちは思わず地面を叩いてしまいがちです。肘を痛める原因にもなるので、ティアップしたボールを打つようにしましょう。澄んだ美しいインパクト音が出るまで頑張ってください。


4.ゴルフ練習場は自分の基本固めの場所と意識して利用する

自動ティアップでボールが次々出てくるからとバッティングセンターのように次々打たず、一回一回丁寧に、アドレスやグリップに気を払いましょう。

アドレスは特に徹底して身につける必要があります。

機会があれば一度、単発レッスンなどでプロにみてもらうと良いでしょう。

その際は、ドライバーではなく7番アイアンでアドレスを固めることをお勧めします。
7番アイアンは徹底的に練習してください。

むしろ最初のうちは、練習場へは7番アイアンしか持っていかなくても良いくらいです。

理由は7番アイアンは長すぎず短すぎず、14本のクラブの中の真ん中に位置する長さだからです。7番アイアンを持った際のアドレスを基本に、毎回同じようにアドレスできるようにしましょう。

そしてティアップされたボールをしっかり振り切って打つように練習を重ねていきましょう。


5.良いショットを作り上げるために、練習場を活用しよう

いつでも快適な環境のゴルフ練習場は、鏡やシュミレーターや常駐のプロなどサービスがいっぱいあります。

自動ティアップと人工芝の位置はいつも変わらない場所にあり、ターゲットはいつも同じ位置にあるので座標になりやすく、自身の基本姿勢や基本スイングを作りあげていくのに最適な環境です。

練習中の意識を変えれば、必ず良いショットが打てるようになっていきます。