ゴルフクラブのグリップの握り方には代表的なものが3つあり、オーバーラッピンググリップ、インターロッキンググリップ、テンフィンガーグリップになります。

自分にはどれが合うのか、どのように探したらよいか、その方法についてお話しします。


1. 自分に合うグリップの握り方とは

まず、代表的な握り方3つについて、それぞれ説明します。

右利きの方の場合です。

オーバーラッピンググリップは、左手でグリップを握ったあと、右手の小指を左手の人差し指と中指の間に当てて、右手の小指以外の4本でで左手の人差指のすぐ上のグリップを握ります。

インターロッキンググリップは、オーバーラッピングの握り方をしたあと、左手の人差し指と、右手の小指をからめて握ります。

テンフィンガーグリップは、指が重なることなく、10本の指でグリップを握ります。

最初は、オーバーラッピンググリップで練習やラウンドを続けてみて下さい。

半年から1年くらい続けてみて、握り方にどうしても違和感があったり、スライスが出て悩むようでしたら、インターロッキングに変えてみてください。

インターロッキングにすると右手と左手の一体感が出て、ゴルフクラブを点で握る感覚になるので、ヘッドも走りやすくボールの捕まりが良くなり、スライスの防止にもなります。

捕まりが良くなるので、飛距離が延びることもあります。

テンフィンガーは、私はこれで握っている人をまだ見たことがありませんが、一時的に自分で試してみたことがあります。

グリップを長く握れるので、手首が弱かったり、力がない方にはいいと思います。

ゴルフを始めたばかりでクラブの振り方すらままならないような女性の方には、最初はこれで握るといいのではないでしょうか。

クラブの重さを使ってヘッドを走らせてボールを飛ばすためには、グリップの支点が小さい方がいいので、テンフィンガーだと飛距離はでません。

ただ、フェース面をコントロールしやすいので、方向性はいいです。

クラブの重さにも慣れてきて、スイングがしっかりできるようになってきたら、オーバーラッピングやインターロッキングも試されると、またワンランク上達すると思います。


2.グリップの練習

毎日必ず1回はクラブを握って、グリップの練習を行って下さい。

そしてできればゆっくりでいいので、アドレスからトップまで上げて、トップがしっくりくるグリップであることを確認して下さい。

トップがしっくりくるというのは、トップでクラブがあばれずに、左手親指と右手人差し指の付け根でクラブが支えられ、カチッと収まるかどうかです。

グリップはクラブと自分との唯一の接点です。

いくらいいスイングをしても握り方が自分に合っていなければ、全てが台無しです。

ゴルフ上達のためにも、グリップの握り方を大事に考えるようにしてみて下さい。