ゴルフを始める過程でロフトの立っているアイアンは難しいです。

難しいアイアンの代わりに打ちやすい簡単なユーティリティーがあります。

そこでゴルフ初心者のためのユーティリティーの選び方と使い所の見極め方をご紹介します。


1.ユーティリティーとは

ゴルフのユーティリティーとはロングアイアンで、3I , 4I , 5I でロフト(フェイスの角度)が立っているクラブの難しさを補い上達の為のアイテムクラブです。

角度にはバリエーションがかなりあり、15度から36度まであります。

最近ではアイアン全てがユーティリティーの形状になっているセットもあります。

簡単に言うとロングアイアンではボールが上がりにくい、飛距離が出ないという悩みを解決するクラブです。

ボールは上がりやすく、ソール(ヘッドの底)が広くて少々のミスでもカバーしてくれるクラブです。

最近ではゴルフの女子プロやパワーのない男子プロが使い始めています。

ロングアイアンはフェイスも小さくある程度ヘッドスピードがないとフェイスにボールが接する時間が少なくなりスピン量が少なくボールが上がりません。

ゴルフボールが上がらずスピン量が少ない為飛距離も出ません。

飛距離が出ないからフルスイングで飛ばそうとすればミスショットになり悪循環になり上達の妨げになります。

その点ユーティリティーはヘッドも大きくソールも広い為ボールは上がりやすく適度なスピン量も出る為初心者の方には上達の為のお勧めクラブです。


2.ヘッド形状

ユーティリティーヘッド形状にもタイプがあり、シャフトのライン上にフェイスがあるタイプ、ライン上の前にあるタイプ、ライン上の後ろにあるタイプとあります。

ユーティリティーヘッドのライン上の前にフェイスがあるタイプは少なくなってきましたがかなり難しいクラブです。

初心者にはヘッドのライン上の後ろにフェイスがあるタイプ(グースネック)がボールを捕らえる事が簡単です。


3.構え方

ユーティリティーの構え方はアイアンと同じ様に構えてください。

アイアンより長いですがその分総重量を軽く造られている為振る時の違和感はありません。

どうしてもボールが上がりにくい場合は少しボールの位置を左に置けば上がります。

ボールを上げようというスウィングをしなくても簡単に上がり上達の助けになります。


4.使い所

ユーティリティーは少し芝に沈んだ場所でもソールが広くボールが上がりやすい為有効です。

ロングアイアンではやはりソールが狭い為使えません。

クロスバンカー(ロングホールやミドルホールでセカンド地点などにあるバンカー)などではトップをさせてもアイアンよりボールが上がる為武器になります。

少し変わった使い方ではゴルフのラウンド中、グリーン周りでウェッジでのアプローチがうまくいかない方がユーティリティーをパターの様にストロークをしてアプローチに使います。

ユーティリティーはボールが上がる事を信じ、力を抜いて当てる事に集中し、ゴルフ初心者のためのユーティリティーの選び方と使い所の見極め方を参考に上達してください。