ゴルフの4スタンス理論をご存知でしょうか?

「人によってそれぞれ体格が違うように、体の動かし方も違う。大きく分けて4種類存在する」というものです。

今回は「ゴルフの4スタンス理論 A1タイプの人向けの練習方法」をご紹介していきます。


1.4スタンス理論での分類とは

4スタンスタイプ分類と言って、A1・A2・B1・B2と4つのタイプに分けられ、重心をどこにかけているかで分類されます。

4スタンス理論では、人間の身体は体格が違うように重心のかけ方も違い、また重心のかけ方によって身体の動かし方が違う、とされています。

身体の動かし方が違うと、練習方法も違ってきます。

また、4スタンス理論は何もゴルフだけではなく、様々なスポーツにこの理論が取り入れられています。

例えば名コーチと言われている人がトレーニングを見てくれたとしても、格段に上達する人とそうでない人に分かれます。

そのような結果が出てしまうのは、個人の身体能力や才能が原因と言われていましたが、コーチを変えただけで飛躍的に上達した、というケースも散見します。

こちらはコーチと選手の相性と片付けられていました。

しかし、人間の身体は全て同じではないというところに注目すると、その身体の特徴に沿った練習方法で練習していけば、飛躍的にパフォーマンスが向上します。

4スタンス理論は、今までどんなに習ってもなかなか上手くなれなかった人には、自分に合った方法に出会えます。

ぜひご自分のタイプを理解して、練習に取り組んでみましょう。


2.あなたの重心はどこにあるか

A1タイプは、足はつま先の内側・手は人差し指に。

A2タイプは足はつま先の外側・手は薬指。

B1タイプは、足はかかとの外側・手は人差し指。

B2タイプはかかとの外側・手は薬指に重心をかけているとされています。

ご自身がどのタイプかの詳しい判定方法は、4スタンス理論の本はもちろん、動画サイトでタイプの判定方法が公開されていますので、どのタイプかをご確認ください。

タイプがわかったら、早速ゴルフの練習方法に取り入れてみましょう。
さて、どのタイプに分類されたでしょうか?


3.A1タイプの人のグリップ

A1タイプの人は「人差し指の第三関節から小指の付け根」部分にパワーラインと呼ばれる力の入りやすい部分が存在します。

グリップは人差し指の第二関節から小指の付け根のラインに沿って斜めに握り親指は詰めてショートサムに握ります。


4.A1タイプのアドレス

A1タイプの人は、オープンスタンスまたはクローズドスタンスで構えます。


5.A1タイプのテークバック

A1タイプの人は、みぞおちと両膝を結んだ三角形を意識すると、体幹を効率的に動かせます。

テークバックは左ひじがみぞおちに来るまで我慢してからクラブを上げていきます。

右肩と左腰が伸びるように、右骨盤を上げるようにテークバックを始動します。


6.A1タイプの体重移動

A1タイプの人は、両膝の動きを抑え気味にし、あまり大きく動かしません。

バックスイングでは左膝を支点に右の骨盤を上げていくイメージで・ダウンスイングでは右膝を支点に左の骨盤を上げていくイメージです。


7.A1タイプのフィニッシュ

A1タイプの人は右膝をピンと伸ばしてフィニッシュの体勢をとります。

ざっくりとご紹介してきましたが、いかがでしたか。

4スタンス理論を取り入れた練習は、それぞれの体のタイプに合わせた練習方法なので、必ず新しい発見があると思います。

これまで信じて行ってきたゴルフの上達方法とは違う方法かもしれませんが、身体に合えば、飛躍的にあなたのゴルフプレーは変わります。

まずはご自分がどのタイプかを判定して、練習に取り入れてみてください。