クラブシャフトは、柔らかいシャフトを使った方がいいのか、固めのシャフトを使った方がいいのか、初心者には分かりませんよね。
クラブの硬さは、個人の好みもありますが、初心者や女性の様に、ヘッドスピードが遅めのゴルファーには、柔らかいシャフト向いていると言われてきました。
初心者で、自分の力を十分クラブに活かせないゴルファーは、ヘッドスピードが出ませんから、シャフトのしなりを使って、ボールを飛ばした方がいいという事でしょうか。
私も、ゴルフを始めて、少しボールが当たるようになってきたときに、柔らかいシャフトのドライバーを手に入れました。
知り合いの上級者から進められて、それを選んだのですが、しばらく練習すると、気持ちの良いほど強い球が出るようになり、飛距離も伸びました。
素振りで、ボールを打つ辺りで止めてみると、プルンとシャフトがしなるのを感じることが出来ました。
それまで、木製のパーシモンのクラブで、シャフトも固めのドライバーを打っていたのですが、なかなか、当たらないし、当たっても、度々スライスに悩まされていました。
クラブを変えて、その特性を理解して、打っただけで、こんなにボールの弾道は変わるものだなと、実感しました。
そこで、この章では、初心者のゴルファーが柔らかいシャフトを使うメリットを説明し、ボールの打ち方をお話しします。
スイングの上達も、間違いありませんから、参考にしていただけたら、幸いです。
1.柔らかいシャフトの特性と使い方について
こごは、ゴルフクラブの柔らかいシャフトが、どんな特性を持っているか解析し、どのように使ったら、その特性を最大限に引き出せるか考えます。
ゴルフクラブを理解することは、ゴルフの上達とも密接に関わりがあることです。
それを理解した上で、どう使いこなすかを知って、より上級なスイングを手に入れましょう。
1.柔らかいシャフトの特性とは
クラブシャフトの硬さには、柔らかい方からL、A、R、S、Xとあって、各ゴルファーのヘッドスピードを目安にして、シャフトの硬さを選択します。
一番柔らかいLシャフトは、ヘッドスピードが30〜35m/sと言われています。これは、ジュニアレベルと思われ、一般成人は、男性の場合、R( 37〜45m/s)を使用し、女性の場合、A(33〜40m/s)を選択することが多いようです。
これらの柔らかいシャフトのゴルフクラブは、スイング中にシャフトがしなり、それが戻る力が最大の時に、最高のヘッドスピードになり、飛距離を出すことが出来ます。
ですから、あまり力を使わずに、ボールを飛ばせるメリットがありますが、強く振り過ぎると、しなりが戻らないまま、ボールに当たると、ヘッドが開いて当たることになりますから、スライスが出やすいという事になります。
また、ヘッドスピードも出ませんので、飛距離も思ったように出なくなります。
また、クラブのしなりで、正確にクラブフェースでボールを正確にとらえられなくなると、ミスショットを連発します。
クラブの特性にあったスイングを作りこんでいく事が、必要になります。
2.シャフトが柔らかいクラブはどう打つの?
柔らかいシャフトのクラブは、それにあったスイングが必要になります。
つまり、シャフトのしなりを最大限生かしたスイングを、作っていかなければなりません。
力まずに、ゆっくり振って、強いボールが出るスイングを見つけていく事です。
ドライバーを例にとると、現在はヘッドが大きいものが主流で、当たると飛距離が出るスイートスポットも大きくなっています。
そのため、強振しなくとも、確実にボールに当てれば、ボールはそれなりに飛んでくれます。
余裕を持った、ゆっくりスイングで、確実にボールを捉えれば、クラブがボールを飛ばしてくれます。
クラブを目いっぱい振り回すのではなく、特性を理解すれば、少ない力で飛距離も出て、強いボールをしっかり打てるようになります。
それにより、安定したスコアも出せ、ゴルフの上達も図れます。