寄せの技術であるアプローチですが、スコアアップにはアプローチの数ある種類を覚えて状況に応じて利用する事が大事と言えます。
上達すれば、しっかりとフォローする事が出来て、初心者にはアプローチの種類を理解して実践する事が大事と言えます。
1.ランニングアプローチ
一般的にゴルフの初心者に薦められるアプローチは、ランニングアプローチです。
ランニングアプローチは、ボールの転がりを重視したアプローチで、キャリーが少なく、ランが多いアプローチになります。
グリーン上で距離感をもっとも出しやすいクラブはパターですが、パターが距離感が合うのかというとフェース面がもっとも立っているからと言えます。
ロフト角度はパターにより違いがありますが、3°から4°くらいで、ロフト角度が少ないほど直進性に優れていて、ボールは空中に飛び上がることがないので、すべての力を直進する方向へ伝えることが出来ます。
そのためボールが高く上がるアプローチになるほど距離感を出しづらくなることが分かると思います。
ランニングアプローチに使用するクラブはいくつかあり、一般的にショートアイアンの7番から9番アイアンで行ないます。
場合によってですが、ウェッジによりランニングアプローチを行なうゴルファーもいますが、ダウンスイングがショートアイアンより鋭角に入ってくるので、スピンがかかってしまうこともあり難しいアプローチになってしまいます。
ランニングアプローチは、グリーンの形状や速さが分かっていて初めて頼りになるアプローチと言えます。
トップダフリのミスがミスになりにくいアプローチスタイルなのでゴルフ初心者に薦められています。
ロフト角度が、立っているとトップ、ダフリのミスもミスにならないということです。
ランニングアプローチを使えるところは限られていて、グリーン上でボールを転がせることが必須条件になるので、グリーンエッジからピンの位置が近い場合には使えないことも多くあります。
2.ピッチエンドラン
ピッチエンドランは、ゴルファーがもっとも多用するアプローチだと言えます。
ある程度キャリーとランを出すアプローチで、普通にアプローチをするとピッチエンドランになると言えます。
クラブのロフトに任せて行なうので、とてもシンプルなアプローチと言えます。
ランニングアプローチは、グリーンの形状や速さなどを頭に入れないとトラブルショットになってしまいます。
ピッチエンドランは、手前のグリーンの起伏を読まなくても良いと言えます。
ピンの周りのラインをしっかりと読む事、大切なことはボールの落としどころが重要になってきます。
場合によっては、グリーンまでの距離が遠いとピッチショット、短いとピッチエンドランになるという考え方もあると言えます。