ゴルフでアドレスとは、基本的にはボールを打つ前の構えのことです。
ゴルフの基礎・基本はアドレスにありと言われることもあり、アドレスが正しく安定していなけれは、スイング、ショット、ボールの飛距離、方向性などのすべてに影響が出てきます。
つまり、ゴルフの基本中の基本がアドレスです。
1.アドレスの重要性
アドレスはボールを打つ構えのことをいいますが、この安定がなければ、正しいリズムで正しいショットを打つことが出来ません。
ですので、正しいアドレスを構えるところから、ゴルフはスタートします。
野球やテニスなどのボールを打つスポーツでは、必ず正しい構えによる打ち方が存在します。
ゴルフも同じで練習メニューでは、その正しい打ち方をマスターすることが重要となりますが、ゴルフにおいては、その打ち方を決めるのが、構えでありアドレスです。
ゴルフは同じボールを弾くスポーツですが野球やテニスと違ってとまっているボールを打つスポーツです。
だからこそ、打ち方が重要であり、その前段階となる構えが大切になってきます。
アドレスを安定さえることで、スコアーの安定ももちろん、美しいスイングでゴルフをもっと楽しめるようになることは、間違いありません。
2.アドレスの方法
アドレスは、ボールに向かって立つところからスタートします。
ボールに向かって肩幅に足を開いて立ちます。アイアンの場合には、ボールの位置は足を開いた真ん中から少し前方に置くことがベストです。
ドライバーと、アイアンとでアドレスの方法は異なりますが、アドレスの基本はアイアンで習得するのがベストです。
7番か5番アイアンで練習していくのが初心者にはよいといわれています。
そして、次にクラブを握り、クラブのヘッドを下げます。
そして、地面にクラブのヘッドを置いたところでストップしますが、その際、基本的には膝は意識的には曲げません。
つまり、クラブを構えるにあたって自然に曲がるということは、ありますが、ひざを意識的には曲げません。
ひざを曲げないとなると、腰を曲げることになるのですが、腰を曲げて構え・アドレスをとると重心が腰や股関節あたりにくることが意識できます。
腰や股関節あたりに若干前傾姿勢になって重心があることが、アドレスとしては正解です。
そして、最後に力を抜いて、顔を上げて、上から下に目線を落とすように顔を下げてボールを見るところで、アドレスは完了します。
3.アドレスのコツ
アドレスは、スイングの前の構えですので、意識しすぎて力が入りすぎてしまってはいけんません。
アドレスの最後では、一呼吸おいて、目線を一度上げて下へ戻す作業をすることで力を抜くことが出来るようになっていますが、あまり力みがあるようでしたら、アドレスをやり直して仕切りなおしてスイングに入ることが重要です。
ボールの位置は、クラブによって異なりますし、個人個人のスタンスによって異なります。
ですので試行錯誤しながらボールのポジショニングを確認することも必要ですが、基本的には重心よりも左よりという風に言われています。
また、正しいアドレスが身につくまでには反復した練習メニューをして、いつでもどのタイミングでも正しいアドレスが取れるかどうかを確認する必要があります。
反復した練習メニューをすることで、自然に正しいアドレスが取れるようになれば、スイングの安定につながります。
また、スイングに異常を感じたり調子が悪い際は、アドレスの基礎に立ち戻り、アドレスをやり直すことで、スイング等にも修正が入る場合があるので、アドレスはゴルフの基礎として、上達しても侮れないものとなっています。