ゴルフが上達する練習のひとつに、ゴムボールを使った練習メニューがあります。
ゴムボールを利用した練習方法は数多く、バラエティに富んでいます。
ゴムボールを足に挟んでスイングの練習をしたり、腕に挟んでスイングの練習をするのですが、ゴルフの上達に必要な動きがゴムボールを使うことでとてもよくわかりますし、体に覚えさせることができます。
今回は「ゴルフが上達するゴムボールを使った練習メニュー」をご紹介します。
1.ゴムボールを準備して早速始めてみましょう
この練習メニューのために用意するゴムボールは直径30センチ位のものから4、50センチのものの間の大きさのボールを1個用意します。
では早速やってみましょう。
2.ゴムボールを足に挟んだ練習
まずは素振りです。いつも通りアドレスしてボールを膝の間に軽く挟みます。
ボールを落とさないようにスイングの動作で体を動かします。
下半身が無駄な動き方をすると、ボールは簡単にズレたり落ちたりします。
これは下半身の動きを抑え、体幹を意識してスイングする練習メニューです。
まずはハーフスイングくらいの振り幅でやってみましょう。1、2、3とゆっくりリズミカルにやってみましょう。
下半身はボールで固定しているので、腰から上をバックスイングのために捻り、ダウンスイングで捻った上半身を回して動かします。
こうすると肩も動きますし、膝を使った体重移動もこれで体感できます。
フィニッシュでは左膝左足に体重が乗るので、片足立ちを右足を寄せて支えているような格好になります。
これをゆっくり数回繰り返します。体幹だけをしっかり動かしていることを意識して行いましょう。
3.ゴムボールを挟んだままボールを打ってみる
足に挟んだボールを落とさずにできるようになったら、次はボールを挟んだ状態で、ゴルフボールを打ってみます。
自動ティアップの練習場なら、いちいちかがんでボールをセットしなくて良いので、連続してこの状態で打ち続けることが可能ですね。
4.ゴムボールを腕に挟んでスイングする
次に上半身の練習にゴムボールを使ってみましょう。腕だけで振りがちな場合に有効です。
ゴルフのスイングはよく腕はクラブと同調させる、と言いますが、なかなかわかりづらいもので、つい腕を振って手打ちになってしまいがちです。
腕の三角形を保ちながら、肩を回していく動きを体得するために、少しだけ空気を抜いたゴムボールを腕の間に挟みます。落ちないように腰ぐらいまでの高さにクラブを振り上げてスイングしてみましょう。
絶対に落さないように数回素振りを繰り返します。
慣れてきたら、この状態でボールを打ってみましょう。
なんとなくわかってきたら、ボールを取り除いていつも通りに打ってみましょう。
腕にゴムボールを挟んで練習をしただけですが、腕の三角形を保つ、ということが、この練習をすることで実感できたと思います。
ゴムボールはどこにでも売っているので入手しやすく、とても簡単でお手軽な上達方法です。
ぜひ試してみてください。