ゴルフの練習で筋肉痛になることはありますか。

週1回でも練習に通っていればあまりないかもしれませんが、久しぶりに行って300球、400球打つと筋肉痛になることもあるのではないでしょうか。


1.スイングの違いによる筋肉痛の場所

ゴルフ練習場で何百球も打っていると、手打ちの方はやはり腕を一番使っているので、二の腕や手首に疲れが出てきます。

私はスイングをする時に、体の上ほど力を使いません。

下にいくほど使います。

つまり足の裏が一番力を使っています。

地面を足の指でつかむ感じです。

次に使うのは足の内側です。

足の内側を緊張させて、下半身をどっしりとさせます。

これで低い重心ができるので、スイングも安定します。

重心が高いとスイングがぐらつくので、ショットが安定しません。

その次が、腹筋。

次が、背筋。

一番使わないのが、腕です。

手打ちを直したいと悩まれている方は、筋肉痛になるくらい足を使って下さい。

そうすると、手打ちから体打ちに変わっていくはずです。

また、手や指が痛くなる方は、使われているゴルフクラブが重すぎる可能性があります。

一般的には、振り切れる範囲で重たいクラブがいいとされていますが、振り切れるだけではなく、トップでクラブが支えられるということも重要です。

振り切れるけど、トップでクラブが支えられないという方は、体幹などの体の筋力としてはその重さで合っていますが、手首や指の力がクラブに合っていないので、もう少し軽いクラブを選ばれると、芯に当たる確率も上がり、ミート率の上がった安定したショットが得られると思います。


2.筋トレをするときに注意すること

私は以前、鉄アレイや腕立て伏せで上半身の筋トレをしていたことがありますが、胸の筋肉が邪魔になって、スイングが気持ちよく出来なくなったのでやめました。

なので、胸筋を鍛えることは必要ないと思っています。

今はランニングと、柔らかいボールを膝に挟んでボールを潰すトレーニングだけをしています。

たまに上半身を鍛えることもありますが、その時は腹筋と背筋ぐらいです。

飛距離に悩まれている方には、腕や胸筋のトレーニングも必要になるかもしれませんが、安定したショットで上達を望まれている方は、下半身のトレーニングだけで十分です。

何か一つと言われれば、ランニングをお薦めします。

ランニングは下半身強化だけでなく体力もつくので、上がり3ホールでの安定感が変わってきます。

練習場での練習後に腕が筋肉痛になる方は、その練習は上達の妨げになっています。

練習場での練習後に筋肉痛になっていいのは、足だけです。