ドライバーは、ゴルフクラブの中でも一番ロフト角が小さくボールへの横回転が入りやすいクラブであるため、スライスやフックのミスが一番起きやすいクラブです。
ここでは、ドライバーのスライスを軽減する方法について、お話ししたいと思います。
1.ドライバーのスライス軽減の簡単な方法
ドライバーはティーアップして打つので、アイアンなどの他のクラブとは若干打ち方が変わってきます。
上達してきても、他のクラブは曲がらないのに、ドライバーだけスライスするという方も多いのではないでしょうか。
簡単にスライスを軽減する方法としては、横スピンが減って縦スピンがかかりやすくなるよう、ロフト角を増やす方法です。
例えば、ロフト角9度のドライバーを使われている方は、ロフト角を10度のクラブに変えてみます。
スピン量が増えるので、単純に考えれば飛距離が落ちるように思われますが、スライスによる飛距離ロスがなくなることを考えると、飛距離としては変わりません。
ましてや、OBが減ったり、ゴルフコースの難しい所から打つことが減る分、スコアが良くなります。
ロフト角を一気に2度大きくすると感覚が変わりすぎるので、徐々に大きくするか、1度大きくするだけでも効果は出ます。
是非、試してみて下さい。
最近ではゴルフの中古ショップなどでクラブレンタルもあるので、まずはレンタルして試してみるのもいいかもしれません。
2.ドライバーのスイングでのスライス軽減の方法
次に、スイングでスライスを改善する方法をご紹介します。
これは私が取り入れていることで、スイングは千差万別ですので、合う合わないはもちろんあると思います。
試されて合わないようであれば、中止して下さい。
状態をいつもより起こし、手元もハンドアップ気味に構えます。
アドレスをそのように変えるだけで、バックスイングでクラブがいつもより縦に上がります。
そのまま、気持ちよくダウンスイングし、インパクトして下さい。
スライスはなくなったでしょうか。
3.ドライバーのスライス軽減のその他の方法
余談になりますが、ドライバーの場合は、最近フェース角やロフト角を変えられるものが増えてきました。
これをフックフェースにすることで、スライスを防止する手もあります。
しかし、この方法には落とし穴があって、フックフェースがスライスを防止してくれることを信じて打たないと、フックフェースを見て左にひっかけそうなイメージが湧き、左を嫌がると、余計にミスが出てしまいます。
今までのスイングを変えないで、クラブに仕事をさせて下さい。
スライスがなくなれば上達し、スコアは大きく変わります。
ここでご紹介した以外にも対策はあると思いますので、自分に合ったものを見つけてスライス撲滅に取り組んでみて下さい。