ゴルフの醍醐味は、ボールをどれだけ遠くに飛ばせるか、というものがあります。
ドライバーの飛距離が大きければ、それ以降のグリーンに載せるまでのショットが、とても楽になります。
スコアアップにもつながります。
それでは、ボールの飛距離を伸ばすにはどうしたらいいかというと、勘違いしやすいのは、クラブを強く振るという事です。
つまり力を入れて、ボールを叩ければ、飛距離が伸びるに違いないと思っている方が、初心者程、多いように思います。
中上級者は、理解されていると思いますが、強く振ろうとすると力みが生じ、距離が出ないばかりか、ミスショットに繋がって、スコアを崩してしまいます。
コンペなどでドラコンホールの時、飛距離を出したいため、普段しないような大振りをして、ミスショットをしている人も多く見かけますね。
力学的観点から言っても、ボールの距離を出すのは、クラブヘッドのスピードが早ければ、距離が出るという事です。
そこで、この章ではクラブヘッドの速さを出すための、考え方についてお話ししましょう。
必要な時に、スイングの速さを上げて飛距離が出せれば、上達の道もはっきり見えてきますよ。
1.ゴルフのスイングを上げる方法とは
まず、なぜゴルフスイングの速さを上げると、飛距離が出るのかを考えてみて、その具体的な方法も考えてみましょう。
それをマスターできれば、ワンランク上のゴルフが出来るようになるかもしれません。
1.ゴルフスイングの速さと飛距離の関係について
ゴルフクラブメーカーもクラブ開発のために、いろいろなデータを取っていて、その中にヘッドスピードと飛距離の関係を公開されているところもあります。
これは、厳密にいうとグラブヘッドの材質やボールの材質や、相性にも関係しますので、あくまでも目安として参考にしてください。
(1)ヘッドスピード33m/s(一般女性ゴルファー)だと飛距離は150ヤード
(2)ヘッドスピード38-43m/s(一般男子ゴルファー)だと飛距離は200ヤード
(3)ヘッドスピード43-48m/s(ハードヒッターかプロ)だと240ヤード
(4)ヘッドスピード48m/s以上(プロのハードヒッター)だと280ヤード
となっていて、ヘッドスピードがあるほど飛距離は、伸びることになります。
2.ヘッドスピードを上げるスイングとは
まず、スイングの前に、使っているクラブが自分に合っているか確認しましょう。
いくら、ヘッドスピードを上げようとしても、クラブが自分に合っていなければ、飛距離を出すのは難しいと思います。
高価なクラブは、簡単に変えられないという人は、試打ができるゴルフショップに行き、スイングを図ってもらったり、店員のアドバイスをもらったりして、自分にあったクラブを見つけてください。
お金がなくとも、中古品なら安く買えますから、それでしばらく使ってみてね調子が良ければ、新品を買う等の工夫はできるはずです。
クラブが自分に合っただけで、楽に飛距離は伸ばせるでしょう。
それでは、クラブはいいのに、ヘッドスピードが出ない方は、クラブのしなりを感じるようにしましょう。
タオルなどでスイングチェックをしても、しなりを利用したスイングが分かってきます。
上手くシャフトが使えれば、ヘッドのスピードも上がるでしょう。
体の使い方としては、ボールを打つ前に、右スイングと左スイングをぶんぶんと繰り返すと、スイングの理想的な動きが体感できて、ナイスショットに繋がります。
あとは、グリップの握りを緩くして、スイングする方法があります。
大抵の初心者ゴルファーは、クラブのグリップをぎっちり握り過ぎています。
少し緩めるだけで、クラブの動きの自由度が増えて、ヘッドのスピードが上がります。
まずは、練習場で練習しましょう。
緩めすぎて、クラブを前に飛ばさないように注意してくださて。
このようなポイントに気を付けてスイングすると、ヘッドスピードが上がってきますから、あとは正しくボールをヒットしてください。
上手くいけば、今までよりも飛距離が出ている快感を味わえます。
ゴルフの上達の一つの道と思って、試してみてください。