ゴルフのアプローチでミスが多い方、上達したいけど全然うまくならないと悩んでいる方、アドレスに原因があるかもしれません。

アプローチでのミスを減らす、アドレスの注意点についてお話ししたいと思います。


1. アプローチのアドレス

ここでお話するアプローチとは、30ヤード以内のゴルフボールを下から軽く投げて届くぐらいの距離とします。

まず、ボールの位置です。

アプローチでボールの位置は、どこにすればよいでしょうか。

30ヤード以内であれば多くの方が、距離感を出しやすいように、スタンスの向きを飛球線左方向に取り、いわゆる開いた構えをとると思います。

この時、左足つま先は20度~30度程度開き、5cm~10cm程度後ろに引いて、開いたスタンスを作ると思います。

右足は開かない方もいらっしゃると思いますが、私は右足も左足と平行に取り、同じ角度で開きます。

右足も開くことで、テイクバックが取りにくくなるので、振り過ぎを防ぐことができます。

このアドレスでは、ハーフスイング以上はできません。

振り過ぎが何故良くないのかと言いますと、距離に対して大きく引いてしまうと、インパクトで調整する動きが入り、インパクトがゆるみミスが出るからです。

テイクバックを小さく上げて、インパクトはしっかりとボールにコンタクトできないといけません。

ボールの位置は、左右のつま先の真ん中あたりに置くのは間違いです。

つま先は開いている、つまり通常のスクエアなアドレスに対して動かしているので、つま先に合わせてはいけません。

ではどうすればいいのか。

両足を垂直(スクエア)にしてボールを真ん中に置いた後、右足かかとを軸に開いたスタンスをとると、つま先が動いているので、ボールは右足よりに見えるはずです。

ここがボールの正しい位置です。

右足寄りに見えますが、ここが真ん中です。

これでアドレスは完成です。


2.アプローチの打ち方

ランニングアプローチでは特に説明もいらないと思いますが、パターのように払って打つだけです。

ですが、高い弾道でスピンの効いたショットについてはなかなか難しいものです。

私が実践している方法をご紹介します。

アドレスは「1.」でご説明した通りに行ってください。

高い弾道にするからといって、クラブを開いたりボールを左に置いたりはしません。

テイクバックをとり、距離に見合ったトップの位置までゴルフクラブを上げます。

この時アウトサイドに上げてください。

力を抜いてヘッドの重みを感じて上げていくと、ヘッドが上げたい所まで上げた時に一瞬止まるのを感じると思います。

それを感じたら、ボールと地面の隙間にクラブフェースの裏のバンスから、ドンッと思い切って落とします。

落とす時には、腹筋を使ってバンスが地面に付いたらすぐ上げてフィニッシュに向かってください。

これで、スピンの効いた高い球が打てます。

上達すればする程、1打縮めていくためには多彩な打ち方が必要になってきます。

最初は難しいと思いますが、慣れると武器になりますので、是非お試し下さい。