1週間に1度、打ちっぱなしに通ってもなかなかゴルフの腕が上達しないと嘆いている人を多く見かけますが、「継続は力なり」の言葉の通り、練習は「毎日」してこそ効果が現れます。
そうかと言って、毎日打ちっぱなしに通うのは経済的にも時間的にも難しい話です。
そこで、「自宅で!駅で!ゴルフクラブなしでできる素振りの練習方法」をお伝えします。
1.上半身よりも下半身が大切
クラブを握っているのは手ですので、最初はどうしても腕の動きのことばかりを考えて素振りをしがちですが、実はスイングに大切なのは、腰と膝の動きです。
クラブなしで素振りをするのであれば、まずは腕は使わずに下半身だけに集中した方が早く上達できます。
いかに素早く腰を動かせるか。ここに意識をしてみて下さい。その際に体重移動も忘れずに行いましょう。
まずは両膝ともに軽く曲げ、右脚に体重を乗せます。そして左脚に体重移動します。左脚一本で立つ感覚で、左膝を伸ばします。そうすると腰が回転します。ゴルフのスイングはこの「体の軸回転」が大切です。
プロのスイングを見てみてください。クラブがボールに当たるよりも先に左腰が回転しているのがわかると思います。ゴルフのスイングは、腰が回転してから腕とクラブがそれについてくるのです。
イメージはできるし、素振りでもできるけど、実際にボールがあるとできない。
そんな話もよく耳にしますが、意識をして練習をするしかありません。
体重移動と腰の切れ、両手は胸の前で組んでいても構いません。それだと目立たず駅でも練習できます。
2.シャドースイング
次は上半身も含めた素振りの紹介です。
ボクサーがシャドーボクシングをしたり、野球の投手がシャドーピッチングをしますが、ゴルフでもシャドースイングがあります。
竹ぼうきや野球のバットを使って素振りをするのも効果的ですが、何も使わずともスイングの強化はできます。
この時に大切なのは、先ほどの腰の回転を意識しつつ、本物のクラブを持っているつもりで、全力でスイングすることです。本番を想定した練習は、必ず本番に活きてきます。
ゆっくりやるとそうでもないのですが、全力でスイングするとかなりいい運動になります。
冒頭で述べた通り、大切なのは「毎日」やることです。ピアニストは一日練習をさぼると一週間遅れると聞いたことがあります。
紹介した2つの練習を毎日欠かさずに行うと、スイングが安定するだけでなく、間違いなく飛距離も伸びます。