ゴルフを始めた方に一番多く練習した方が良いクラブは、ドライバーよりもアイアンの練習です。

ゴルフのレッスンを受けている方であれば、アイアンの練習から始めていると思いますが、独学やお友達から習って練習なさっている方には、アイアンを振れるようになるまで練習することをお勧めします。

今回は「ゴルフ初心者のためのアイアン上達メニュー」をご紹介しますので、アイアンをしっかり練習して、ご自身のゴルフ上達に役立てください。


1.まずは7番クラブをマスターしよう

アイアンは長いクラブから短いクラブまでありますが、中でも7番クラブでの練習を重点的にやることをお勧めします。

理由は、アイアンの中で真ん中に位置する長さなので、自分のスイングの基本をつくるのに適しているからです。

また、7番アイアンがきちんと打てないうちは、サイドスピンがかかり、スライスやフックがわかりやすく出るので、練習がしやすいのです。

7番アイアンは、スイングが上達したかどうかがわかりやすいクラブです。

7番クラブは当たれば飛距離が出ますし、失敗しても転がってくれるので、万能クラブとも言えます。

これだけでも振れるようになれば、ゴルフコースに出ることも可能です。

ゴルフを始めたばかりの初心者の方は、まずこの7番アイアンでのスイングをしっかり練習しておいてください。

会社でのゴルフコンペなどがあって、急に参加しなくてはいけなくなった場合でも、対応できるほどの万能クラブです。


2.いきなりフルスイングしない

しばらくの間は、思いきりフルスイングしたい気持ちを少し抑えて、まずはハーフスイングから始めます。

まずはハーフスイングで、フェース、特にフェースの芯にちゃんとボールを当てていく練習をします。

ハーフスイングは振り幅が小さいので、軽く振って練習をしますが、このとき体も振らないように注意しましょう。

フェースの芯に当てるのはとても難しいので、根気よく続けましょう。


3.ハーフスイングで身につくこと

このハーフスイングでは、下半身の使い方と腕の使い方を練習します。

リズミカルに、体重の移動の仕方、腕に力を入れずに肩と体幹を使って体を回します。


4.ではいよいよフルスイングで打ってみましょう

フルスイングの動きは、アドレス→バックスイング→トップスイング→ダウンスイング→インパクト→フォロースルー→フィニッシュと、この動きを全て行います。

アドレスはとても大事なスタートです。

しっかりボールの距離や位置、グリップなどを確認してフルスイングの練習をしましょう。


5.打ちっ放し練習場での練習

ゴムのティがあればセットして、まずはこのティだけを素振りして打ちます。

素振りは急がず、体重移動を意識して行うようにしましょう。

また、初心者のうちは腕でどうしてもクラブを上げがちですが、体全体を使ってクラブを振ることを意識しながら、素振りを繰り返しましょう。


6.いよいよボールを打ってみましょう

では実際にボールを打ってみましょう。

ボールはどこに飛んで行きましたか?

連続して次々打つことなく、一回一回のスイングと、その軌道と球筋を考えながら打っていきましょう。

もし極端なスライスやフックが出るようであれば、一度ハーフスイングに戻ることも必要です。

あせらずじっくり練習することが、上達への近道です。