私もそうでしたが、ゴルフを最初に練習するときにドライバーから始めるということはほぼありません。理由はドライバーが一番シャフトが長く、スイングが難しいからです。

普通の初心者は7番アイアンなどから始めていきます。ですから、ある程度ボールを打った経験を踏まえてドライバーショットに入るはずです。

今回は初心者向けのドライバーの打ち方をお伝えしていきます。


1.ボールは左足かかとの前

ドライバーを打つ時のスタンスは肩幅、ボールの位置は左足かかとの前くらいがちょうどいいです。ボールから少しフェイスを離してアドレスしますが、シャフトが長い分、前傾角度は浅くなります。

左手よりも右手が下になりますから、自然に左肩よりも右肩が下がります。胸を張って、あごを引きます。両手、両腕から力を抜きましょう。初心者に意識してほしいのは力を抜くことです。

ゴルフではショットの失敗はアドレスが原因になることが多いです。ゴルフの初心者は特に打ち方の前にドライバーのアドレスにこだわってください。

間違えたアドレスを体に染み込ませると修正が後で難しくなります。大切な練習メニューのひとつがアドレスの形です。


2.体でクラブを上げる

それではドライバーの打ち方、スイングの仕方です。腕に力を入れず、体をねじる感じでクラブを上げます。手でクラブを上げたり、手首を使ったりはしません。

このとき、前傾角度は一定に保ちます。胸を右にもっていきますので、ボールが一度視界から外れても仕方ありません。右足に体重が乗ります。きつい態勢ですが、慣れるまでひたすら練習です。

トップの位置は手が右耳の横、または少し上ぐらいです。頭が動いてもあごは引いていてください。

ゴルフは軸で回転します。背骨が軸です。そこから左の腰を回してダウンスイングです。体重も左に乗りますが、左膝を立てる感覚です。あごは引いたままでボールをしっかり見てインパクトしてください。

しばらくはボールのあった位置を見続ける感じだと初心者によくあるヘッドアップは防げます。フォロースイングまでしっかり決めましょう。ヘッドアップしないだけでもスイングはかなり安定します。

初心者には難しいのですが、体が先に回転して、その後に腕がついてくるのがドライバーの打ち方です。そして両腕に余計な力が入っていなければ腕より先にヘッドが走ります。

ゴルフでは力を入れるのは上半身よりも下半身です。下半身主導で体の回転でスイングできる練習メニューを積み上げましょう。

7番アイアンで練習して打てるようになっていればその感覚はわかると思います。ただし、前傾角度が浅い分、ドライバーはアイアンほど上下の回転にはなりません。